元・陸上幹部自衛官の13年間の奮闘記

ダメダメ大学生だった元陸上自衛官の13年間の自衛隊での経験や教訓を共有するブログ

【重要】自衛隊への入隊者がやっておくべきこと 〜レーシックなど〜

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こんばんは。

元国防男子の大吉です。

 

昨日は、「僕が自衛隊を退職後、まずしたこと」というタイトルで記事を書きましたが、書いている途中、これから自衛隊に入隊する人におすすめしておきたいことについて思いつきました。

今日は、それについてお伝えしたいと思います。

 

それは、「レーシック」です。

 

あなたもご存知の通り、視力回復のための手術。

 

これから、入隊しようと思っている人で、視力の悪い人は必見です。

  

一般幹部候補生試験の身体検査に向けて

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高校生のときに勉強のし過ぎで視力がかなり低下してしまい、大学生になってからコンタクトレンズをつけ始めました。

 

大学4年生の時に行った身体検査では、一番上の「C」がボヤケて見えない状態・・・

裸眼視力は、0.1以下というショッキングな結果に。

 

しかしながら、幹部候補生学校入校のための視力検査の合格基準は、

 

  1. 両眼とも裸眼視力が0.6以上
  2. 裸眼視力が0.1 以上で矯正視力が0.8以上
  3. 裸眼視力が0.1 未満であって矯正視力がプラスマイナス8.0 ジオプトリーを超えない範囲の屈折度のレン ズによって0.8以上であるもの

 

とある。

 

ということは、

コンタクトレンズを付けた状態でも、0.8は必要となる。

当時の矯正視力は、ちょうど0.8。

 

本番に0.8が見えなかったら、筆記試験に合格しても不合格になってしまう可能性がある。

 

それは、かなり屈辱的・・・

 

 

だから、大学4年生のときは、視力を回復させるために有効な方法を色々と試していた。

 

  • 視力回復に良いと言われる食べ物(ブルーベリー、緑黄色野菜、青魚、貝類など)を意識的に摂取
  • 視力が良くなるという本を購入して、視力回復トレーニング
  • 視力を睡眠中に回復させるコンタクトレンズを装着

 

その甲斐あってか、身体検査の本番では、裸眼視力が0.3矯正視力が1.2まで回復していた。

 

そして、なんとか、試験には合格することができた。

 

(後で、知ったことだが、実際は余程の色弱色盲でない限り、視力検査で不合格になる人はほとんどいないらしい。

 

自衛隊の演習では、メガネとコンタクトの人は大変!

f:id:future_oriented:20180715221920j:plain陸上自衛隊公式HPより引用)

 

当時は、2週間毎に交換するソフトコンタクトレンズを使っていた。

 

幹部候補生学校では、殆どの訓練が1日で終了し、演習の期間も数日と短いため、コンタクトレンズを装着していることが多少不便に感じたくらい。

なので、このままコンタクトレンズでも問題ないと思っていた。

 

しかし、部隊に配属されて、演習期間が長くなり、演習の厳しさも増したことで、コンタクトレンズを装着していることがかなり不便に感じた。

 

長期の演習で一番困ったのが、演習中のコンタクトレンズの交換

 

キレイな水がないので、手は泥がついていて汚い・・・

でも、コンタクトレンズを替えないと、砂やホコリが入って目が痛くてたまらなくなる。

そして、新しいものに替えようと思っても、汚い手で取り出して、新しいものを再装着せざるを得ない。

当然、目にばい菌が入って、目が痛くなってしまう。

だから、涙を流しながら菌を排出し、コンタクトレンズを目に馴染ませて何とか装着する。

 

正直、これはかなり不便!!!

 

こんなことでは仕事にならないし、目の健康にも良くない

 

と思い、

 

レーシック手術をすることを決意した。

 

今から11年くらい前のこと。

 

手術をするに際して、確かに不安はあった。

 

日本ではレーシック手術が始まって間もなかったので、

 

将来、目が見えなくなったりしないだろうか・・・

手術に失敗して、失明したらどうしよう・・・

 

という不安を抱えていた。

 

でも、インターネットでいろいろと調べていくうちに、スポーツ選手芸能人も結構やっているみたいだし、悩んでも始まらないから、やってしまおう。

もし、見えなくなったらそれも人生

 

手術を受ける決意をした。

 

品川近視クリニックでレーシック手術を受けた結果

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当時(約11年前)、一番手術実績があり、人気があったのが「品川近視クリニック」。

 

なんと、たったの3日間で、検査と手術は終了。

 

一日目に、事前の検査

二日目に、手術

三日目に、術後検査

 

 

【初日の事前検査の日】

 

僕は関東に住んでいたので、都内で手術をした。

有楽町にあるクリニックで、初日に視力検査カウンセリングを受けた。

 

問診票を書いて、角膜の厚さ等の検査をした結果、次の日には手術ができることになった。

 

カウンセリングに行ったのが、レーシック手術を受ける人が50人くらいクリニックにいた。

 

(えっ、こんなにたくさん手術を受ける人がいるんだ。)

 

少し心強く思った。

 

【手術当日】

 

前日は、不安で中々寝付けなかったが、不安なまま再びクリニックへ。

 

そして、ほとんど待ち時間なく、手術室へ。

 

手術室では、まず点眼式の麻酔を入れた。 

眼の前に光を当てられて、その光の中にある緑色の光を注視しておくように言われた。

 

そして、暫くすると急に目の前が真っ白になった。

 

(あっ、視力が無くなった?)

 

手術中、心拍数は上がりっぱなし・・

 

手術自体は、10分程度

 

手術を受ける人はたくさんいて、人気ラーメン店のように回転率が良い!

 

手術後、目の周りにガーゼを巻かれ、20分くらい待合室で安静に。

 

巻かれたガーゼを取って、恐る恐る目を開けると、

 

別世界!!!

 

コンタクトレンズをつけていた時よりもきれいに見える!

 

すべてのものがくっきりはっきりと見える!

 

そして、早速、視力検査

なんと、0.1の視力から2.0に回復していた!!

 

手術をして世界が変わった!

そして、未来も変わった!

 

当日は、術後の目にゴミが入らないように目を保護するサングラスをかけて帰宅。

 

帰宅後、周りがやけに眩しく感じ、目を開けてられなかった。

そして、麻酔が切れたのか、目が痛くなって涙が出始めた

 

目を開けておくのが辛かったので、そのまま就寝。

 

 

【術後検査】

 

そして、翌日。

目の痛みは、完全に取れていた。そして、すべてはっきり見える

 

夢じゃなかった!

 

コンタクトレンズは、もう不要。

 残りのソフトコンタクトレンズと保存液をすべてゴミ箱へ!

 

めちゃくちゃ楽!

 

遠くまでしっかりと見える!

 

マジ、感動 (T_T)

 

再びクリニックへ行って術後の検査をしたが、問題なかったため検査はすぐに終了。

 

過去との違いを知りたかったので「品川近視クリニック」のHPを覗いてみました。

 

レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】

 

クリニックは、東京札幌名古屋梅田福岡に展開しているようです。

 

それに、以前よりもレーシックの種類が増えています。

  • スタンダードZレーシック:20.4万円(両眼)
  • クリスタルZレーシック:23.2万円(両眼)
  • アマリス750Zレーシック:29.7万円(両眼)
  • レクスト:32.4万円(両眼) など

 

安い手術は、両眼で7万円からありますね。

 

でも、これから一生使っていく眼ですからね。

手術をするのであれば、お金はかけたほうがいいと思います!絶対に!

 

ちなみに、

幹部自衛官になって、パソコンを使う機会がとても多いので、視力は落ちてきそうですが、11年経過した今でも視力は2.0を維持できています!

 

医療保険を使用して、かなり安く手術

 

当時は医療保険を使って、レーシック手術をすることができた。

 

(今は、適用される保険はないと思うが・・・)

 

だから、当時では、一番高い20万円くらいの手術をした。

でも、保険で17万円くらいは戻ってきた。

 

だから、なんと実質3万円くらいでレーシック手術ができてしまった。

 

たったの3万円で、このすばらしい効果。安すぎる!

 

入隊(入校)前には、体を万全な状態に!

f:id:future_oriented:20180715222841j:plain陸上自衛隊公式HPより引用)

 

幹部と言っても、やはり自衛隊体が資本

健康でなければ、任務の遂行に支障を来してしまう。

 

自衛隊という職業柄、視力が良いに越したことはない

陸上自衛隊は、基本的に野外での活動となるため、長期の演習でのコンタクトレンズやメガネの曇りや汚れは、自分自身や部隊の行動に大きく影響を及ぼしてしまう。

 

陸上自衛隊の演習では、ガスマスクを装着する場合もあり、メガネだと装着時にはかなり不便・・・

万が一、演習中にメガネが壊れてしまったら、その後は、ほとんど周りが見えない状態で行動しなければならなくなってしまう。

そうなったら、地獄を味わうでしょう!

 

 

僕は視力が悪かった他には、すぐに扁桃が腫れて風邪を引いてしまっていた。

大学生時代は、3ヶ月に一度の頻度で喉が痛くなり、扁桃腺が腫れて熱が出ていた。

 

なので、大学4年生の時には、扁桃腺摘出手術を受けてから、入隊をした。

手術後は2週間くらい喉が痛く、流動食が続いて辛かったが、手術のお陰で滅多に風邪を引かなくなった

 

 

以前の記事で、幹部候補生学校へ入校する前に事前の準備をすることの重要性について書きましたが、

 

future-oriented.hatenablog.com

 

 

自衛隊は、体が資本です。

体調が悪くては、十分なパフォーマンスを発揮できません。

自衛隊に入隊するのであれば、体を万全な状態に整えてから入隊すべきでしょう。

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

今日も皆様にとって良い一日となりますように。

 

元・国防男子 大吉